各支部からのお知らせ(平成16年度)

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北陸支部

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中国支部

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九州支部

平成16年度東京支部総会報告

 平成16年澪電会東京支部総会が4月23日午後6時よりのメルパルク東京にて開催されました。ご来賓として、中西義郎会長、桜井良文元会長、藤岡弘総務幹事、河崎善一郎教授、白川功名誉教授、事務局の安井晴子様、また、大阪大学工業会東京支部から副会長の服部毅様にご臨席頂きました。基礎工学部からのご参加7名を含め、総勢108名の盛会でありました。

 今回は、総会幹事会社のアレンジにて、「人を活かす、チームを創る」と題した大田垣耕造様(シドニーオリンピック野球監督、現東芝横浜事業所長)の講演会を実施いたしました。選手・コーチ・監督としてご活躍された野球において、成長する選手の資質、プロとアマとは何が違うのか、オリンピックでの苦労話など興味深い話が続き、最後はアテネオリンピックのドリームチーム構想まで披露いただきました。会員にも野球についてはご意見ある方も多く、講演会のQ&Aだけでは時間が足らず、懇親会にても質問攻めにあわれていた様子でした。

 続く懇親会では、まず、4月10日にご逝去された元東京支部長の小島卓哉先生のご冥福を祈り、全員で黙祷をささげました。続いて池田博昌支部長から、卒業生の世代間を結ぶ澪電会の活動をさらに発展させ、後進のフォローを進めたいとの挨拶があり、中西義郎会長からは、わが国の活力源泉は科学技術であり、澪電会会員の更なる活躍を期待したいとのお言葉を頂きました。続いて桜井良文元会長のご発声にて乾杯。和やかな歓談のなか、藤岡弘先生から澪電会の近況を、河崎善一郎先生から大学の近況をご報告いただきました。白川功先生からは中ノ島センターの建設に伴う苦労話も含めご挨拶いただき、大阪大学工業会東京支部副会長服部毅様からは、囲碁対局のエピソードも交えご祝辞をいただききました。会も後半へ進行し、ビンゴゲームではおおいに盛り上がりを見せました。会終盤、次回幹事会社代表の管村昇氏(NTT)、細川浩一郎氏(富士電機)から来年に向けた力強いご挨拶をいただきました。最後に、本年度幹事会社を代表して上村芳明氏(東芝)の万歳三唱をもって総会全予定を盛会裏のうちに無事終了致しました。

(酒井敏夫(電気・修昭56)記)

会報澪電No.26より

平成16年度北陸支部総会・見学会報告

 澪電会北陸支部は、10月30日(土)に富山県高岡市で見学会を行うとともに、平成16年度総会(第15回)と懇親会を開催しました。本部より、大西良一会長、吉野勝美副会長、谷口研二総務幹事、事務局の安井晴子様をご来賓としてお迎えし、総勢13名の参加となりました。今年度は例年よりも開催時期が遅くなり、当日は所用で参加できなかった方もおられ、参加者は昨年よりも少なくなりました。

 当日、JR高岡駅に集合した後、歩いて端龍寺を拝観しました。端龍寺は加賀藩二代藩主前田利長公の菩提寺として建立されましたが、江戸初期の禅宗寺院として高く評価されています。仏殿、法堂、山門の三棟は国宝に、大茶堂、その他は重要文化財に指定されており、尊厳さが感じられました。その後、タクシーで総会会場である高岡商工レストランに向かいました。

 総会は、浅田支部長の挨拶で始まり、北陸支部15周年記念誌発行に関して報告されました。続いて、大西会長にご挨拶いただいた後、仁木庶務幹事より平成15年度の事業報告、会計決算報告があり、承認されました。また、今年度は役員改選があり、龍山新支部長および9名の幹事が指名され承認されました。龍山新支部長から高岡市での支部総会開催に関しての挨拶、今年度の事業計画と予算案の説明の後、谷口総務幹事より本部の報告をしていただきました。

 引き続き、北陸支部15周年記念として吉野勝美先生の特別講演「自然に学び、調和する夢のある科学技術―有機エレクトロニクスとフォトニック結晶―」がありました。当初予定していた古城公園散策は雨天で中止となり、吉野先生には懇親会開催までの1時間半の間、ご講演いただきました。先生が大学に入られた頃のエレクトロニクスに関して、真空管から半導体技術が発展するまでの歴史的経緯を話された後、今後は有機得エレクトロニクス材料の重要性が増大することを、ノーベル賞を受賞された白川先生の導電性高分子の研究とも関連づけて分かり易く説明されました。講演では、昔の東野田キャンパスや吹田キャンパスができた頃の工学部の写真も紹介され、大学の研究室や国際会議での様々な話題とともに、総会参加者は興味深く聴講しました。

 その後、同レストランで懇親会が行われました。参加者は12名と例年よりも少な目でしたが、龍山新支部長の挨拶で始まり、一人ずつ近況を報告して親交を深め、来年の再会を期して散会しました。

(木下健治(電子修士・昭49年)記)

会報澪電No.26より

平成16年度東海支部総会・見学会報告

 11月3日(水)、平成16年度澪電会東海支部総会・見学会が開催されました。今回は、三洋電機株式会社の岐阜事業所にて、SOLARARK設備などの見学の後、事業所に隣接する同社スポーツセンターをお借りして、総会および懇親会が行われました。澄みきった秋晴れの中、ご来賓として澪電会元会長の大西先生、副会長の鈴木先生、総務幹事の佐々木先生、そして事務局の安井晴子様をお迎えし、倉岡澄様(電気・昭22)佐治學支部長(電気・昭35)をはじめ、総勢26名の盛会となりました。

 総会に先立ち行われた見学会では、SOLARARK設備を内部から見学した後、有機ELディスプレィや次世代移動体通信など、最新の研究開発状況についても詳しくご紹介いただきました。東海道新幹線からの眺めでも有名なSOLARARK設備は、幅315mという巨大な骨組みをわずか4本の足で支える構造に、太陽電池パネルを満載したもので、建設当時の迫力あるビデオ画像には一同感心していました。次に、厚さわずか2ミリという、有機ELディスプレイ上に表示される美しく明るい動画に注意深く見入り、あと数年足らずでTVに実用化できるとのご説明を受けました。これらは全て半導体技術の結集であると同時に、省エネ、省資源など同社のクリーンエナジー社会実現への取組みのシンボルでもあり、環境問題についての前向きな企業姿勢を伺い知ることが出来ました。

 続いて、隣接するスポーツセンターに会場を移しての総会では、大西元会長から、大学も独立法人となり、学外、アジアなど海外へ向けての活動も活発になってきたこと、次いで佐々木総務幹事から、時代に先駆けて専攻の統合が進む学内の様子についてご紹介いただきました。夜に行われた懇親会では、倉岡様の乾杯音頭の後、鈴木副会長はじめ、全員の方々から近況をご披露いただき、岡本明様(電子・昭58)のご発声による万歳三唱で再会を誓い合い、お開きとなりました。

 最後に、見学会、総会および懇親会会場のお世話をいただいた、森本庸一様(通信・昭44)、山中良泰様(電子・昭52)壇徹様(電子・昭58)ほかのサンヨー電機の皆様方には、厚く御礼申し上げます。

(江本邦夫(電気・昭58)、高田亨(電気・昭60)記)

会報澪電No.26より

平成16年度中国支部総会報告

 澪電会中国支部は、12月4日(土)、本部から櫻井良文元会長、大西良一会長、総務幹事佐々木孝友先生、事務局安井晴子様をご来賓としてお迎えし、さらに基礎工学部電気工学科の卒業生2名にもご参加いただき、総勢18名の参加者を得て、広島市の中国電力(株)広島中央変電所と、府中町のダイヤモンドシティ・ソレイユにおいて見学会を、同じキリンビアパーク広島内の会場で支部総会を実施した。

 当日はあいにくの雨となりましたが、JR広島駅に集合後、バスで中国電力(株)広島電力所に移動し、望月所長のご案内で広島中央変電所を見学しました。当施設は、事務所ビルの地下に設置されており、地中ケーブルで郊外から22万Vを引き込み、広島市中心部へ電気を供給しています。工事コスト削減策として、様々な工法・システムを採用されたご苦労について説明いただきました。

 続いて、ダイヤモンドシティ・ソレイユに移動し、中国電力(株)販売事業本部の佐藤副長のご案内で、蓄熱受託設備を見学しました。

 見学会終了後、会場を移し、支部総会を開催しました。

 総会は岩川支部長の挨拶から始まり、大西会長から澪電会の実情説明を含めたご挨拶を頂き、佐々木先生からは専攻の再編等、母校の近況についてご紹介頂きました。

 続いて議事に入り、平成15年度の支部会計報告等について全会一致で承認され、最後に参加者全員で記念写真撮影を行い、総会は無事に終了しました。

 その後、懇親会に移り、櫻井元会長の乾杯の音頭により懇親に入り、参加者全員の自己紹介・近況報告を含めあっという間に時間が過ぎ、最後に白髪様の乾杯の音頭で来年度の再会を期して散会となりました。

 最後に、土曜日にもかかわらず見学会でご案内頂いた中国電力(株)の望月所長、佐藤副長に紙面を借りてお礼申し上げます。また、中国支部の会員の皆さまには、ご都合が合いましたら、来年度の支部総会に是非ともご参加下さいますよう、お願い申し上げます。

(末盛崇(電気・平7)記)

会報澪電No.26より

平成16年度四国支部総会議事録

 澪電会四国支部は、1月29日(土)に支部総会・懇親会をJR高松駅近くのホテルニューフロンティアで開催しました。四国支部では、前回の総会・懇親会を平成13年12月に高松市で開催してから2年間のブランクがあり、3年ぶりの開催となりました。

 当日は、厳寒の季節にもかかわらず、比較的暖かい良いお天気に恵まれ、本部より櫻井良文元会長、大西良一会長、佐々木孝友総務幹事、安井晴子様をご来賓としてお迎えし、四国支部からは永田重幸支部長はじめ総勢15名の参加者を得ることができました。JR高松駅周辺は、近年のサンポート高松(高松港頭地区)開発事業で街の景観変化が著しく、遠くから訪れた参加者は驚いているご様子でした。総会は山田宏之幹事の司会で、永田支部長の挨拶から始まり、大西会長からの挨拶、佐々木総務幹事から母校近況報告を頂きました。

 永田支部長からの挨拶では、久しぶりの支部総会開催に至った経緯や次回支部総会開催に向けての抱負について、大西会長からの挨拶では、澪電会本部事業の近況や若年者層の澪電会に対する意識などについて、佐々木総務幹事からの報告では、独立行政法人化された大学の近況や大学の組織変更の歴史などについてお伺いすることができました。引き続いて、議案審議に移り、鈴江より平成16年度の活動計画および予算についての報告があり、全会一致で承認されました。

 総会の最後に参加者全員で記念写真撮影を行い、総会は無事に終了しました。

 総会の後、同じ場所において懇親会に移り、櫻井元会長の乾杯のご発声により懇談に入りました。ころあいを見計らって、途中、参加者全員による自己紹介と近況報告を行い、杯を酌み交すなどしていると、瞬く間に時間が経過してしまいました。名残惜しさを胸に秘めながら、盛会のうちに閉会の予定時刻となり、最後に山下一彦前支部長の音頭で3本締めを行い散会となりました。

 ご多忙の中、ご出席いただきました皆様方に感謝いたします。

(鈴江隆志(電気・昭54)記)

会報澪電No.26より

平成16年度九州支部総会・見学会報告

 澪電会九州支部は1992年の発足以来、九州各県で活躍中の会員の皆様が参加しやすいよう九州各地に場所を移して総会を行ってきました。今回は数を重ねること13回目の総会になり、北九州近郊で見学会とともに開催しました。

 今回は、本部より佐々木孝友総務幹事、櫻井良文元会長、安井晴子事務局殿にお出で頂き、支部からは田中祀捷(気S37)、河村寿三(気S29)、須川嘉幸(気S37)、金藤敬一(気S46)、中村健一(気S63)、上田啓史(気S61)、吉村猛(子S47)、内藤正路(子H1)、田口彰(気H7)、吉水清文(気S62)、長尾孝信(気H8)、小杉成史(気H5)、山本拓郎(気H5)、有永真司(気S56)、三谷康範(気S56)、服部励治(気S61)、小森望充(基礎工電気S57)が出席しました。若手から多数参加をいただきました。

 午後1時に小倉駅に集合し、最初に北九州市のエコタウンを見学しました。エコタウンセンターの三根様の詳細な説明を受け、リサイクルを主体とした各種の事業内容を知ることができました。その後、響灘にある風力電力(1,500kw10基)を見学し、真下から見ることによりその大きさに圧倒されました。

 若松地区の見学を終えて、門司レトロ地区に向かい最初にNTT門司電気通信レトロ館を訪れました。懐かしい交換機に手を触れながら感慨に耽ることができました。その後、レトロ地区を散策し、場所を新日鐵(株)殿の大谷会館に移し、午後5時半から総会を始めました。田中支部長挨拶の後、九州支部の事業と会計報告を承認し、閉会しました。引き続く講演会では佐々木先生から母校の最近の活動状況についての御話と先生の最近の研究のご紹介をいただきました。

 その後、同会館にて懇親会が行われ、会員同士の尽きない会話で盛り上がりました。会場の手配ではニッテツ八幡上田氏にお世話になりました。この場を借りて謝意を表します。

 来年以降も、会員皆様のご参加と協力をお願いいたします。

(服部励治(電気・昭61)記)

会報澪電No.26より