各支部からのお知らせ(平成15年度)

東京支部

東海支部

北陸支部

九州支部

中国支部

平成15年度東京支部総会報告

 平成15年澪電会東京支部総会が4月18日午後6時より東京・南青山のホテルフロラシオン青山にて開催されました。ご来賓として、中西義郎会長、尾崎弘元会長、藤井克彦元会長、大西良一副会長、小牧省三総務幹事、河崎善一郎教授、事務局の安井晴子様、また、大阪大学工業会から会副会長の妹島五彦様にご臨席頂きました。基礎工学部からのご参加10名を含め、総勢131名の盛会でありました。

 今回は、総会共同幹事のNHK殿ご尽力により、「ゆとり・ユーモア・帰りは元気〜歌謡番組の舞台裏」と題した宮本隆治アナウンサー講演会を実施致しました。アナウンサー歴30年のご経験に基づいた、大舞台で緊張しないコツをご紹介いただき、職場等では得られないノウハウを得ることができました。さらに、生番組さながらの会場とのやり取り、ものまねを交えた番組エピソードなど、予定時間枠を延長してご講演頂き、爆笑のうちに日頃の疲れも癒されたようであります。

 続く懇親会では、まず池田博昌支部長から、卒業生の世代間を結ぶ澪電会の活動をさらに発展させ、後進のフォローを進めたいとの挨拶があり、中西義郎会長からは、わが国の活力源泉は科学技術であり、産学協同推進へも澪電会をさらに役立てたいとのお言葉を頂きました。続いて藤井克彦元会長からは、新しい流れを創出し、IT関連産業によるデフレ克服を目標に頑張ろうというご挨拶を頂きました。予定よりやや遅れて到着されるというハプニングもありましたが、無事、尾崎弘元会長のご発声にて乾杯。和やかな歓談のなか、小牧省三先生から学科編成変更、法人化等についての大学近況をご報告いただき、河崎善一郎先生からは我慢強いことが大事というお話を頂きました。大阪大学工業会副会長妹島五彦氏からは、漢詩を交えたご挨拶を頂きました。会も後半へ進行し、ビンゴゲーム(景品(株)日立製作所提供)ではおおいに盛り上がりを見せました。会終盤、本年総会幹事会社代表の毛利勝夫氏(日立)ならびに、山田明人氏(NHK)から本年推進の経緯説明など挨拶があり、引き続き次回幹事会社代表の上村芳明氏(東芝)、原田修二氏(松下、挨拶文紹介)から来年に向けた力強いご挨拶を頂きました。最後に、大西良一副会長の万歳三唱をもって総会全予定を盛会裏のうちに無事終了致しました。

(野上博志(電子・昭60)記)

会報澪電No.25より

平成15年度東海支部総会・見学会報告

 9月23日(火)、平成15年度澪電会東海支部総会・見学会が開催されました。今回は、トヨタ自動車株式会社の高岡工場にて、自動車量産ライン見学の後、同トヨタ会館をお借りしての総会、フォレスタヒルズへ会場を移して懇親会が行われました。

 秋晴れの中、ご来賓として、澪電会会長の中西義郎先生、元会長の櫻井良文先生、副会長の大西良一様、同副会長の吉野勝美先生、総務幹事の藤岡先生、そして事務局の安井晴子様らをお迎えし、開催にあたってご協力いただいたトヨタ自動車OBの木村兵二様(通信・昭32)、佐治 学 支部長(電気・昭35)をはじめ昭和13年卒から若手まで、総勢33名の盛会となりました。

 総会に先立ち行われた見学会では、自動車組み立てラインの立体交差に圧倒されました。広い工場建家の地上から2階、さらに3階へと、組立中の車体やドアが縦横に移動します。1日当たり700台近くを生産する(1台/2〜3分)同工場では、必要以上の部品在庫を持たないことで有名な「カンバン方式」や、部品組付の度にドアの開閉を行わなくてもよい「ドアレス工法」(ドアとボディを別々に組み立てる。)など、改善制度と共に生まれた様々な生産技術についての説明を受けました。ところで、きびきびと作業を行う作業員数は、広い敷地の割に相当少人数に見えました。各国で生産活動を展開する同社ですから、ここで鍛えた生産技術もきっと各国へ提供していることでしょう。そのやり方を世界中の企業が導入していることは今さら説明するまでもありません。

 続いて総会では、中西会長から、「景気は回復基調とはいえ、技術開発の実感としてはどうだろうか。将来を見据えた本当の改革が、今まさに求められている。存分に力量を発揮してもらいたい。」との激励のお言葉を頂戴いたしました。最後に、フォレスタヒルズに移動しての懇親会では、支部最長老の吉本 弘様(電気・昭13)の乾杯音頭の後、元会長の櫻井先生を始めとする皆様の近況をご披露いただき、最後に岡本 明様(電気・昭26)のご発声による万歳三唱で再開を誓い合い、お開きとなりました。

 最後に、見学会、総会および懇親会会場のお世話をいただいた、芳澤健一幹事(トヨタ自動車、電子・昭56)に厚く御礼申し上げます。

(江本邦夫(電気・昭58)、高田 亨(電気・昭60)記)

会報澪電No.25より

平成15年度北陸支部総会・見学会報告

 平成15年度(第14回)北陸支部総会は、9月6日(土)、福井県鯖江市にある(株)ホリカワで開催された。本部より、櫻井良文元会長、中西義郎会長、大西良一福会長、藤岡弘総務幹事、事務局の安井晴子様をご来賓としてお迎えし、総勢24名の参加となった。

 総会は、浅田支部長の挨拶で始まり、中西会長にご挨拶いただいた後、平成14年度の事業報告、会計決算報告ならびに今年度の事業計画、予算案の説明があり承認された。続いて、藤岡総務幹事より、本部の報告をしていただいた。本部では現在、新しい会員名簿を作成中で、11月末には会員の元に届けられるということである。

 総会に引き続き、(株)ホリカワの工場を見学させていただいた。ここは、支部会員の高木氏が社長を務めるメガネフレームの一貫生産工場で、その規模は日本でトップ、世界でも常にトップ5に名を連ねているということである。ここでは企画・デザインから出発し、試作、設計を経て製造、出荷検査に至るまで、すべての工程を担当している。工場内には比較的小型で実に様々な工作機械が並び、その作業の多様さ、細かさには驚かされた。総工程数は100?250にのぼるとのことである。

 (株)ホリカワをチャーターバスで出発し、福井市街地から10km東南に位置する一乗谷朝倉氏遺跡を観光した。織田信長に滅ぼされた後400年以上経ってから朝倉義景館跡をはじめ武家屋敷、町屋、庭園等がほぼ完全な形で発掘され、一部復元されている。すぐ近くには、佐々木小次郎が燕返しを編み出したと言われる一乗滝もあり、ここも立ち寄った。しばし武士の世に思いをめぐらせた後、福井市街に向かった。

 懇親会はJR福井駅に近い料亭"やまもとや"にて開催された。浅田支部長の挨拶、櫻井元会長の乾杯の音頭で会が始まり、自己紹介、近況報告をしあい、懇親を深めた。また今回、来賓の方々への記念品として準備された、朝倉氏館の唐門が写し出された特製のビスコテック額装が披露された。これは支部会員である(株)セーレンで専務取締役を務める島田氏に手配していただいたもので、彼の開発したインクジェット方式の染色技術によるものである。

 最後に、総会と見学会でお世話いただきました(株)ホリカワの関係者の方々にお礼申し上げます。

(仁木秀明(電気・昭51)記)

会報澪電No.25より

平成15年度九州支部総会・見学会報告

 澪電会九州支部は1992年の発足以来、九州各県で活躍中の会員の皆様が参加しやすいよう九州各地に場所を移して総会を行ってきました。今回は数を重ねること12回目の総会になり、一回りして福岡近郊の佐賀県唐津で行うことになりました。

 今回は、本部より中西 義郎 澪電会会長、櫻井 良文元会長、藤岡 弘 総務幹事、安井 晴子事務局殿にお出で頂き、支部からは田中 祀捷(気S37)、河村 寿三(気S29)、須川 嘉幸(気S37)、金藤 敬一(気S46)、笹尾 勤(子S47)、渡辺俊治(通S50)、吉野 美明(気S51修)、幡司 明(通S51博)、三谷 康範(気S56)、服部 励治(気S61)、小森 望充(基礎工電気S56)が出席しました。

 総会・懇親会の地となった唐津は、古くから朝鮮や大陸との交通の要地で、「唐」に港を意味する「津」を付けたのが由来とのこと。虹ノ松原、唐津城に代表される風光明媚なところです。

 午後2時半に九州電力保養所の舞鶴荘全員が集合し、近くにある河村美術館にて、日本画の青木繁・岸田劉生・小磯良平・黒田清輝や、陶器の鑑賞をしました。また、5分ぐらい歩いたところの唐津神社の近くにある曳山展示場まで足を伸ばし、唐津くんちでつかわれる曳山(ひきやま)を見学しました。午後4時半より保養所の一室にて総会を始めました。田中支部長挨拶の後、中西澪電会会長の御言葉を頂き、九州支部の事業と会計報告を承認し、閉会しました。引き続く講演会では藤岡先生から母校の最近の活動状況についての御話と九州工業大学金藤先生より「九州の窯元と焼き物」として先生のご趣味である焼き物についての御話いただきました。

 その後、同保養所にて懇親会が行われ、会員同士の尽きない会話で盛り上がりました。会場の手配では九州電力吉野氏にお世話になりました。この場を借りて謝意を表します。

 来年度以降も,会員皆様のご参加と協力をお願いいたします。

(服部 励治(電気・昭61)記)

会報澪電No.25より

平成15年度中国支部総会報告

 澪電会中国支部は,11月22日(土),本部より桜井良文元会長,中西義郎会長,総務幹事藤岡弘先生,事務局安井晴子様をご来賓としてお迎えし,さらに基礎工電気の卒業生3名にもご参加いただき,総勢22名の参加者を得て,東広島市の中国電力(株)技術研究センターおよび賀茂泉酒造(株)において見学会を、同じく東広島市の東広島シティホテルで支部総会を実施しました。

 当日はまず,JR広島駅に集合後,バスにて東広島市の中国電力(株)技術研究センターに移動し、平岡技術研究センター所長及び広報担当の方のご案内で見学をしました。当センターは、広島中央サイエンスパーク内に立地し、広島大学に隣接しているという好条件を活かして、一層、産学官連携を推進するとともに、地域振興のための技術支援・協力、情報提供を行い、「開かれた技術研究センター」を目指しており、その研究内容について紹介を頂きました。

 続いて賀茂泉酒造(株)の酒蔵を見学して、杜氏から酒造りの工程について興味深い説明を聞きながらお酒の香りを楽しく吸い込ませて頂きました。

 見学会終了後、バスにて東広島シティホテルに移動し、支部総会を開催しました。総会は岩川支部長の挨拶から始まり、中西会長からご挨拶をいただき、藤岡先生から母校の近況および澪電会の実情についてご紹介頂きました。

 続いて議事に入り支部の平成14年度の事業報告について全会一致で承認されました。
最後に参加者全員で記念写真撮影を行い、総会は無事に終了しました。

 その後,懇親会に移り,桜井元会長の乾杯の音頭により懇親に入りました。参加者全員の自己紹介・近況報告を含め瞬く間に時間が過ぎ,最後に白髭様の乾杯の音頭で来年度の再会を期しての散会となりました。

 最後に,土曜日にもかかわらず見学会での案内を頂いた中国電力株式会社技術研究センターの方に紙面を借りてお礼申し上げます。また、中国支部の会員の皆さまに、ご都合が合いましたら来年度の支部総会に是非ともご参加下さいますよう、お願い申し上げます。

梶山 勝哉(通信)記)

会報澪電No.25より