会長のご挨拶(2005年9月)

澪電会会長 鈴木 胖
(電気・昭和33年)

 暑い夏もようやく過ぎましたが、皆様にはご健勝でご活躍のこととお慶び申し上げます。  本年6月の総会において、大西良一前会長の後を継ぎ、会長に選ばれました。私は現在、兵庫県立大学副学長を務めております。副会長にはシャープ(株)常任顧問の三坂重雄氏(通信、昭和38年卒)が選ばれました。よろしくお願いいたします。

 大阪大学工学部電気系の同窓会である澪電会の主な活動は、電気系にまつわる出来事や新しい展開、卒業生の近況などを年1回まとめて報告する会報「澪電」の発行、ホームページの運営管理、見学会の開催、電気系の新卒業生をお祝いし激励する3月末の「澪電会卒業祝賀会」の開催、東京から九州まで6つある支部の活動への支援など広い範囲にわたっています。

 このような同窓会活動は基本的に皆様から毎年納入していただく会費によって支えられています。また個々の活動を企画立案し実行するため、学内の先生、企業等に勤められている卒業生など総勢40名の方に役員として働いていただいています。役員といっても無報酬で、現実にはボランティアと呼ぶ方が正確です。同窓会活動は会費とボランティア有志によって支えられています。

 大学の同窓会の潜在的ですが基本的な役割は、私たち一人ひとりの人格形成や能力開発において最も重要な時期を過ごした大学時代の恩師や同窓生との絆を卒業後も長く維持することにあります。社会に出てどのような仕事をするにしても一人でできることには限りがあり、どれだけ広い人脈を持っているかが大きな仕事をする上での重要な鍵になります。また、仕事に限らず、困難に遭遇したときにも頼りになる相談相手が必要です。大学の恩師や同窓生は、われわれ卒業生の他の人の持つことの出来ない重要な資産です。この資産を生かすのに同窓会というチャンネルがきわめて有効に働きます。

 澪電会の役員の方々もこのような同窓会の重要性を認識されておられるからこそ、ボランティア精神のもと献身的に同窓会活動の推進に協力されておられます。残念ながら、電気系卒業生全体から見て、同窓会の活動を支える会費納入者の比率は年々低下し、昨年度(H16年度)では会費納入者は2131名であり,納入率は31%を割り込んでいます。会長就任を機に、皆様に同窓会の重要性を訴え、同窓会への支援をお願いして、ご挨拶とさせていただきます。

2005年9月

Last-modified: 2009-09-25 (金) 19:03:11 (5320d)